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TRIO JAPAN(トリオ・ジャパン)のゴール
私たちが想うこと
もしも、ある日突然、ご自分の大切なご家族が神様のいたずらで、難病に倒れてしまった時、あなたはどうされますか?
寿命だと諦めてしまうでしょうか。それとも救命するための手段を必死になって探すでしょうか。
ほとんどの人は後者を選択されると思います。
そして、大切な人を救う唯一の方法が「臓器移植」と告げられた時、あなたは、大切な人が元気になってまた一緒に暮らせるように、楽しかったなんでもない日常を取り戻すために、命をかけて行動するでしょう。
日本国内での脳死下による臓器移植は、2010年に法律が改正されてから、少しずつ増加傾向にありますが、移植医療が日常医療となっている欧米などの諸外国と比較すると、まだまだ足元にも及ばないという現状であり、特に15歳未満の小児になると益々少ない状況です。
そのような背景から、やむなく自分の子供を助けるために、海外渡航移植を決断するご家族がおります。
私たちはこれまでの経験と感謝の念を持って、
「渡航移植をされる患者さんとご家族が普通の生活に戻れるように」
「今日の命を救うために」
という理念の下に活動をしております。
最近、トリオ・ジャパンに相談に来られる患者さんのご家族の殆どは、乳幼児の心臓移植を必要とするケースです。
海外渡航移植を成功させるためには渡航費、医療費、滞在費などを含めると莫大な費用がかかります。
よほど経済的に裕福なご家庭でない限り、普通のご家族が賄える額ではありません。
そこで私たちは、「募金活動」よって海外渡航移植を叶えるための助言しております。
日本人なら誰しもが持っているお互いを思いやる心、困った時はお互い様の精神を結集すればその子を助けることができるのです。
これまで私たちは、多くのお子さんとご家族に寄り添い海外渡航移植を実現して参りました。
私たちの願い
一方、大変高額な費用がかかり、患者さん自身も大変な危険を犯しての海外渡航移植は避けることが出来るなら避けたほうがよいとも思っております。
私たちは国内で移植医療により助かる命が増えるように、自分の身に万が一何かあった時に「臓器提供」をするという選択肢があるということ、そしてプレゼントをした臓器がレシピエント(受領者)の中で生き続けるということ、「臓器移植」とはやむなく旅立つ命が生きたいと願う命を救うもっとも尊い医療であるということを、私たちはこれからもできる限り伝えていくことを継続して参ります。
もし皆さんが死後に臓器提供をしますか?と問われた時、臓器提供を「する」、「しない」、「わからない」、この答えはどれも正解です。またある日突然、臓器移植を必要になった時に迫られる決断の「もらう」、「もらわない」、この答えも全て正解です。
私たちは「移植医療」や「臓器提供」というテーマを日本人一人一人が意識して日常的に取り上げられる社会になることを願います。