私たちはこの国でも移植医療が普通の医療になってほしいと願い、32年間活動してきました。現実は深い悲しみに触れることのほうが多く、遅々と進まない日本の現状に打ちのめされ、政治行政に絶望し、しばらく距離をおいてきたのが正直なところです。
先の国会で池下議員が臓器移植を取上げていただいたことは 希望 を感じる出来事でした。闇NPO問題や円安フックの海外渡航移植報道でしかこの国の停滞を訴求できないのは忸怩たる思いですが、本来、移植医療はとてもやさしく、尊い医療です。そして死の淵にいた人は劇的に元気になる素晴らしい医療です。
諦めることなく、そういったことを丁寧に発信することで、日本独自の発展の仕方があるのだろうと信じています。